事業戦略+DX導入事例/㈱キタムラ産業塗装様

きっかけは「補助金の申請の仕方がわからなかった」…。
今では事業の中長期戦略「KIP-8」自体が会社の新しい強みに!
 

顧客企業のご紹介

株式会社キタムラ産業塗装


最新の専用塗装設備を備えた特徴ある自社5工場に加え海外も含め多数の塗装専用の工場群を有する北陸最大規模の産業塗装企業。溶剤塗装から粉体塗装までありとあらゆる塗装を手掛けている。

 

取締役/経営企画:唐仁原 様

 
Q、THTにコンサルティングを依頼した理由は?
 

まず私自身は2020年4月に入社し、2021年にDXプロジェクトの担当になりました。前職の会社でシステム導入を経験していたことから、業務システムは短期的な課題解決だけでなく、中長期的視点で導入すべきものであると思っていました。


自社工場だけでも5工場、従業員も200名近くおりますので、経営・総務・事務から塗装現場の業務自体の完全把握、工場設備に対する細やかな造詣と仕様、属人的なものを含む課題の整理…社内の課題を整理するだけでも一苦労です。


またどのようなシステムを設計しDX化していくのかも、専門的かつ膨大なITや機器の知識を勉強してからでは、導入がどんどん遅れてしまうだけでなく、判断を誤っていることのリスクがとても高いことからTHTと一緒に設備課題の整理からして頂くことにしました。


「補助金や助成金を活用することのできる戦略を創りましょう」


この言葉はありがたかったですね。

 
Q、短期的な課題と、中期的な課題について教えて下さい。
 

シンプルにいうと下記と考えていました。


短期的課題

  1. 人為的なミスを減らし、業務効率を向上させること

  2. 紙の資料を減らすこと


中長期課題

  1. 従業員のモチベーション向上

  2. 事業戦略をつくること


短期的課題についての提案というのはどこのシステム系開発会社も提案してくることですが、この中長期的課題の解決もサポートしてくれるというのがTHTに依頼した決定打でした。


 
Q、どのようなプロセスでこれらを解決していったのでしょうか?
 

まずは現場へのヒアリングからでしたね。社内の人間だと従業員はどうしてもサラリーマン的な回答になってしまいがちなのですが、THTが入ることでバイアスのかからない正しい情報を引き出すことに成功しました。第三者の力を感じました。


そこで情報収集した課題に対して、「ITで解決できること」「ITだけでは解決しないこと」に分類しました。次に行ったのは、「すぐにとりかかれること」「すぐにはとりかかれないこと」に分類しました。もちろん予算的な事情も鑑みてです笑


ちょうどコロナの蔓延下でもありましたので、すぐにとりかかれることとして、「紙の資料のデジタル化とクラウド活用」に着手することにしました。


半年ほどで業務に使用する主要な紙の資料をデジタル化し、1年以内にテストを経て運用を開始することができました。

 
Q、工夫された点はありましたか?
 

中長期戦略自体がなかったので、初期投資を抑えることと、汎用性をもたせる提案をしてくださいましたので、すぐに取り掛かることができてありがたかったですね。


 
Q、中長期戦略についてはどのように取り組まれたのですか?
 

はい、ここがもう本当に当時は雲を掴むような話として捉えていたのですが、システムのコンサルタントではなく、事業戦略の専門家を招聘してくださり、経営幹部から従業員まで全方位的なカウンセリングを並行して行ってゆきました。私自身も次期経営幹部候補という立場にありましたので、視点と視野が一気に引き上げられました。


全員で会社の現状を共有する方法、会社の強みと弱みを分析し共有する方法、そこから戦略と、全員のモチベーションが一致する目指すべきビジョンを導き出す方法、そして売上目標や社員数といった目標規模の設定の仕方。これらを、体系的に学びながら、ワークショップを繰り返すことで、当初は「ん?コンサル???」と懐疑的だった工場長や従業員の眼の色が少しずつ変わりましたね笑


 
Q、どのように変わったのでしょうか?
 

「面倒な仕事が増える」「仕方ない」という短期的な考え方が、「この会社の未来を設計することで、もっと良い仕事の仕方ができるようになるかもしれない」という期待に変わったということでしょうかね。その考え方は組織を経営する上でとても大切なものだと考えていたので、とても良い兆候です。


未来を描けず、疲弊して、辞められることが一番悲しいことですからね。


 
Q、具体的にどのようなアクションがあったのでしょうか?
 

会社が考える自社の強みと弱み、社会そして業界のトレンドを全従業員に共有しました。 そしてどのようにして、戦略が作られたのか、そのプロセスも明確にしました。「納得感」は今後の運用上とても重要となります。 これは営業戦略からサービス設計、労務におけるあらゆる分野で綿密に設計しました。 そしてその戦略をもとに、戦術の選択肢について協議しました。 この時はじめて、DXもこの戦術、つまり手法のひとつに過ぎないと皆が理解することができました。「とりあえず紙をデジタル化して、クラウドにアップする。」このとりあえずの意味を全員が理解することができたのです。

 
Q、戦術とは?
 

たとえば、自社の強みやビジョンをよりたくさんの見込み顧客・潜在顧客に知っていただくために展示会に出してみようというアイデアです。

当初は「受託仕事ばかりの塗装業が展示会なんて…、何を出展するんだ?」と考えていましたが、それは全く問題ありませんでした。ビジョンに対する本気度を伝えるための作品を忙しい合間を縫ってみんなで作り上げました。

気づくとビジョンの共有と浸透・そしてチームビルディングが実行されていました。 展示会では、それまで社長しかやってこなかった「営業」を、従業員たちが展示ブースを使って体験することができました。自分の会社のことを楽しそうに話す社員の姿を見て、この中長期課題の解決をはっきりと確信することができました。


これらの事象は当社にとって、いえ我々経営陣にとっても改善を通り越し、革新的で革命的なことです。展示会の講演でこれらの取り組みをご紹介する時、「ああ、これを語れる日が来るなんて」と嬉しくって泣いてしまったほどですから苦笑





 
Q、今後の計画とTHTに期待していくことについて教えて下さい。
 

一年前までは経営者と担当となった私だけが取り組む経営課題でしたが、

これらのプロセスを通じて、会社が変化することに楽しみと期待を見出してくれた人材が育ちました。彼らとともに、新しい会社像をより具体的にイメージしながら、必要な人材像・必要な設備・必要な工場を設計してゆきます。 すべての面において、ITは有用かつ必要不可欠なツールです。

技術は日進月歩で進化しますので、THTの豊富で最先端、そしてリアルな運用経験と構築力は、私達にとって会社の「新たな強み」であり「自信」です。

様々な業務に対する解決手法についてどんどんご提案頂くべく、定期的なミーティングをお願い致します。

 
Q、最後にこの記事を読んでくださっている方にTHTの宣伝にご協力をお願いします笑
 

当初は事業戦略もなく補助金申請書すら四苦八苦していましたが、THTに相談することで、今やこの中長期的な事業戦略、名付けて「KIP-8」は、その実行実績およびビジョンが新しい強みとなり、様々な機会を引き寄せています。ITは手段であり、安定・安全・安心こそ重要であることは間違いありません。しかしもっとも重要なのは、それらの道具の選定基準となる事業戦略とその共有です。経営戦略から共有し、ITが関与しない分野に関してもサポートしてくださるTHTと他のシステム開発会社さんを一緒にしないように!笑

恥ずかしいくらいのご声援ありがとうございます。 インタビューご協力ありがとうございました。